診療のご案内
診療対象動物
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イヌ
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ネコ
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ウサギ
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ハムスター
診療科目
内科
内科では、検査や予防接種、健康チェックや投薬治療などを行います。気になる症状のご相談はもちろん、予防を重視した定期的な健診としても、ぜひ当院をご活用ください。診察の際は飼い主様からのお話を丁寧にお聞きし、検査を通じて不調の原因を絞り込んでいきます。飼い主様にご説明した上で、治療方針、治療方法を選択し、病気や不調からの回復を一緒に目指します。
こんな症状はありませんか?
- 食欲が急になくなった
- 嘔吐が増えた
- 毛が抜けやすい
内分泌科
動物の内分泌の疾患には、糖尿病や副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能亢進症などホルモンバランスの異常が原因となる様々な病気があります。当院では免疫反応測定装置(Vcheck)を導入しており、院内でホルモン測定ができるため、迅速な診断が可能です。
近年では動物においても、高脂肪食や運動不足などの生活習慣により、糖尿病や高脂血症、肥満などの生活習慣病が増えてきています。それぞれの病態においてどのようなリスクがあるか、そのリスクをどのように低下させていくべきか、動物の状態を判断し、その子に合った治療法を相談の上、提案させていただきます。
こんな症状はありませんか?
- 水をよく飲む、尿が多い
- 急に痩せてきた
- 全身的に毛が薄い
- お腹が張っている
- 食欲がありよく食べているが痩せている
皮膚科
近年はアレルギーを原因とする皮膚病のご相談が増えています。当院では皮膚の状態を見極め、スキンケアや食事を中心とする栄養指導、ステロイドを使用するかどうかに至るまで、多くの選択肢からその子に適した治療を提供いたします。
こんな症状はありませんか?
- 皮膚が赤い
- 体をずっとかいている
耳科
耳のトラブルは、不快感から重度の痛みまで、ペットの生活の質を大きく下げることがあります。当院では、耳の検査と診断を行い、状態に応じた適切な治療を提案しています。清潔な耳の維持、適切な耳掃除の方法、食事によるアレルギー対策など、幅広いアプローチでペットの耳の健康をサポートします。
こんな症状はありませんか?
- 耳から嫌な臭いがする
- 耳から分泌物が出ている
- 耳を頻繁に掻いている
外耳炎について
外耳炎とは、外耳(耳の入り口から鼓膜まで)に起きる炎症で、ワンちゃんでは日常的にみられる病気のひとつです。外耳炎の原因は、耳道の感染(細菌、カビ、寄生虫)、体質(アレルギーやアトピー)、異物(植物や硬い毛など)、出来物(過形成、腫瘍)、環境(高温多湿)など…様々な原因、要因が複数関連して病態が複雑になっていることが多いです。外耳炎には、症状が急にひどくなるケースと、少しずつ悪くなり、経過が長いケースとがあります。前者を急性外耳炎、後者を慢性外耳炎と呼びます。
ワンちゃんの耳道は、縦の垂直耳道と横の垂直耳道があってL字型になっています。急性外耳炎の場合には、耳介と外耳道(垂直耳道と水平耳道を合わせた部分)が赤く腫れ、慢性外耳炎では、耳介が厚くなり、色素が沈着することで色が黒っぽくなり 、外耳道が狭くなっていきます。
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要注意な症状
- 耳を地面などにこすりつける
- 耳をひっかく
- 頭を振る
- かゆみや痛みのある耳を下にして傾ける
- 悪臭がする耳だれ(耳漏)
- 耳の脱毛
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犬の外耳炎の問題点
- 治りにくい、再発しやすい
- 治療のゴールがはっきりしない
- 飲み薬で簡単に治らない
- 診断、治療のガイドラインがない
(病態が多彩で作れない) - 獣医師によって治療法が様々
当院の治療の進め方
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Step01
問診
いつからどんな状態なのか、どんな環境で生活をしているのか、どんな性格のワンちゃんかなどをお伺いします。
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Step02
外耳の状態の確認
汚れの色、量、匂いの確認、腫れや赤みの確認、感染の有無などを確認します。
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Step03
耳の洗浄処置
耳垢溶解剤、洗浄剤、生理食塩水を状態などを使ってできる限りきれいにします。先にお薬(点耳薬と必要なら飲み薬の併用)を投与し、改善させてから処置を行う場合もあります。
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Step04
経過観察
1〜2週間ごとに洗浄に通っていただき改善が見られるようであれば徐々に通院間隔をあけていきます
(状態によっては永続的に処置が必要な場合もあります) -
Step05
その後
一度悪くなってしまった外耳はまた悪くなることが非常に多いので、月に1回を目安に予防的な洗浄処置と可能であれば自宅での洗浄をおすすめしています。
※1回の投薬で1ヶ月効果の続く点耳薬も状況により使用することもありますが魔法のお薬ではありません。外耳炎の治療で重要なのはとにかく耳道をきれいにすることです。
※当院ではオトスコープ (アニマルックAL-3α)を使用し、耳道奥のとり切れない汚れの除去や鼓膜の確認を積極的におすすめしています。(最近は歯石取りと合わせて定期的に処置を行うワンちゃんも増えてきています)
耳の中を隅々まで確認できる
「オトスコープ」
当院では耳の検査の際、「オトスコープ」という機材を活用しています。オトスコープを使うと、耳の奥や鼓膜まではっきりと見えるようになり、検査だけでなく、耳の中を確認しながら汚れを取り除くことができます。
当院では、外耳炎を繰り返さない・防ぐためにも、オトスコープを使って定期的に耳の中をお掃除することをおすすめしています。
循環器内科
心臓や血管などの循環器系の病気は、自覚症状がほとんどないまま進行する恐れがあります。症状に気づいた頃には重症化しているケースも多く、咳や呼吸の変化などのわずかな違和感を放置せず、すぐに当院へご相談ください。適切な検査および診断を徹底し、速やかに治療を提供いたします。
こんな症状はありませんか?
- 呼吸が早い、荒い
- 元気がない
- 咳・くしゃみがひどい
歯科
歯科では、お口のチェックから歯周病・口内炎の治療、抜歯などの処置を行っています。特に歯周病は、歯周病菌がお口の中だけでなく全身の様々な疾患が起こる原因になるため、注意が必要です。当院では、歯石の付き具合、歯・歯ぐきの状況をみて、必要な処置の相談をさせていただきます。
こんな症状はありませんか?
- 口臭がひどい
- 歯の汚れが気になる
- 口の中にできものがある
歯石除去(イヌ・ネコ)
歯の表面にたまった歯石を取って、いわゆる歯周病の予防をしようとするものです。基本的には麻酔をかけてから行います。
当院では新しい機械「歯科ユニット」を導入しています! 人の訪問診療用の機械ですが一般的な動物病院の歯科治療には十分な性能とパワーを持っており、今までより速く正確な処置が可能になりました。
お口の中をきれいに保つためには、歯磨きや病院での口腔内チェック・歯石取りを小さい頃から習慣にすることが大切です。当院では年に一度の口腔内チェックをお勧めしています。お口のニオイが気になる子はお早めにご相談ください。
眼科
眼科では眼圧の測定や眼底のチェックなど、目の状態を精密に検査し、検査結果を基に治療を進めていきます。ペットの目に関する違和感は、すぐにご相談ください。あらゆる検査から症状を分析し、しっかりと診察させていただきます。
こんな症状はありませんか?
- 目ヤニの量が増えた
- 目を痛そうにしている
- 目が赤い・白い
泌尿器科
泌尿器科では、尿路結石や膀胱炎、腎臓の病気などの診断・治療に対応しております。最新の技術を駆使し、尿検査から腎臓の健康状態を判断できるようになりました。ご自宅で採取した尿をすぐにお持ちいただければ、院内での迅速な検査が可能です。ワンちゃんやネコちゃんは泌尿器に関わる問題も多いため、気になる症状がある場合はすぐにご相談ください。
こんな症状はありませんか?
- 血尿が出る
- トイレの回数が多い
- 尿が出ない・出にくい
外科
当院では各種外科的治療にも対応しています。安全で確実な治療を行うために、基本的に1日1件の手術とさせていただいています。(緊急の場合を除く)
近隣にはそれぞれの診療科におけるスペシャリストの先生方が多数おられます。当院での対応が難しい場合は、飼い主様の意向と症例に合わせた適切な2次診療施設をご紹介させていただきます。
こんな症状はありませんか?
- 歩き方が不自然
- 足が痛そう
- 座り方がいつもと違う
当院で過去に行った手術例
去勢手術、避妊手術、停留精巣摘出術、陰睾摘出術、子宮蓄膿症手術、脾臓摘出術、片側乳腺全摘出術、膀胱結石摘出術、チェリーアイ整復術、眼瞼腫瘤摘出、胃内異物摘出術、腸内異物摘出術、各種皮膚腫瘍摘出 等
他の病院・医療機関へのご紹介について
ワンちゃん・ネコちゃんの症状・様子によっては、より専門的な治療が受けられる他の病院・医療機関のご紹介も行っております。
何か気になる症状などがあれば、まずは一度当院を受診ください。
予防医療
予防接種・ワクチン
ワンちゃんやネコちゃんの健康維持には、「予防」が重要です。現在の健康はもちろんですが、将来起こり得る問題に対する備えも必要です。
また、伝染病のリスクにも配慮し、必要な応じた予防接種やワクチン接種を行うことは、ペットと人間が共存・共栄する上で欠かせない意識です。
フィラリア予防、ノミ・ダニの予防
定期健診
当院がめざすのは、ペットたちの病気を予防し、健康で穏やかな毎日をサポートすることです。特に健康診断をベースにした予防を重視しております。まずは血液検査・尿検査・便検査などを実施し、症状に応じて追加の検査をご案内いたします。また、飼い主様のメモや撮影した動画など、ご自宅での観察から得られる情報も大切にしております。
定期健診避妊・去勢
避妊や去勢は望まない妊娠を防ぐ以外に、将来の健康を守るという目的でも重要な意味があります。特にシニア以降において、ホルモンの不調や生殖器関連の病気の予防に役立ちます。ワンちゃんとネコちゃんの健康を考え、避妊・去勢についてぜひ一度お考えください。詳しいアドバイスをお求めの際は、どうぞ当院までご相談ください。
避妊・去勢トリミングについて
愛玩動物看護師によるトリミングを行っています。薬浴や外用薬の使用なども可能です。
※当院にて、狂犬病ワクチンや混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防をしていただいている方に限り提供しています。
ご希望の方は、スタッフまでお問い合わせください。